法人取引の種類を整理しておきましょう。信用取引として行う「掛け取引」と、その場で現金を支払う「現金取引」とがあります。「掛け取引」の流れと、「締め」、会計システムでの現金取引の扱いについて解説します。

販売管理コラム 取引形態の種類 「掛け」と「締め」

2017.4.26

取引形態の種類 「掛け」と「締め」

法人取引の種類を整理しておきましょう。信用取引として行う「掛け取引」と、その場で現金を支払う「現金取引」とがあります。「掛け取引」の流れと、「締め」、会計システムでの現金取引の扱いについて解説します。

  1. 「掛売り」「掛買い」とは
  2. 「締め」に合わせて「締日」を設定する
  3. 現金取引の扱い方

1.「掛売り」「掛買い」とは

企業と企業の取引では、商品を販売してその場でお金の受け渡しをする「現金取引」よりも、一定期間の取引をまとめて計上し、後から支払う「掛け取引」が一般的です。
商品の販売のたびにお金の支払いが生じるのはお互いに手間がかかりますから、まとめて請求や支払を行い、互いの手間を減らすというわけです。この方法は、互いの信用に基づくため、「信用取引」とも呼ばれます。
商品の注文を受けたら代金と引き替えではなく、先に納品して後から請求する方法を「掛売り」と呼びます。掛売りは、図1のような流れで行います。

商品の引き合いがきたら見積書を送り、数量や金額を確認します。受注を受けたら、注文請書を送り、商品を調達して納品します。納品後、請求書を送ります。先方との取引条件に従って後から代金が支払われます。
「掛買い」は、商品を調達するために仕入れ先から先に材料や商品を納品してもらう方法です。発注して商品を受け取ったら、請求書を送ってもらい、後から支払います。

2.「締め」に合わせて「締日を設定する

掛け取引では、1カ月分をまとめて請求したり、請求を受けて支払ったりします。この取引のまとめを「締め」といいます。まとめるタイミングを「締日」と呼びます。
締日は、取引先、取引条件によって異なります。月末の場合もあれば、「10日を締日とする」など違いがあります。
また、買掛けで商品を調達するときは、自社の締日を設定しておき、その日までに受け取った請求書の分を確認し、後日、支払います。
売掛けと買掛けの締日をきちんと管理しておかないと、いつ支払われるのかがわからず、代金回収や資金繰りにも影響してきます。
そのため販売管理システムや会計システムでは、締日を設定しておきます。Clear Worksでは、「設定」画面で複数の締日からよく使う締日を最初に表示するなど、締日を設定し、グループ化しておくことができます。登録した締日グループごとに、入金や支払予定を確認できるので便利です。

3.現金取引の扱い方

通常の取引先とは掛け取引が基本でも、「イベントやセミナー会場で現金で販売することがある」といった「現金取引」を行っている企業もあることでしょう。このような現金取引の場合は、販売した日で売上を計上します。
販売管理システムでは現金取引の項目を設定しておき、商品と数量を入力して売り上げた金額を登録します。

売掛けで販売して代金を支払ってもらう権利を「債権」、買掛けで仕入れて代金を支払わなければならい義務を「債務」といいます。この債権・債務管理を確実に、効率的に行えるのが「業務管理システム」の真骨頂です。
販売管理システム、会計システムが連動してれば、入金予定や支払予定と会社の資産を統合して確認できます。販売や会計業務を効率的に行い、次の一手を打つための数字を素早く確認できるため、経営者が数字読むための武器として活用できるというわけです。

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クリアワークス事務局
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